「女性活躍加速重点方針2017」を決定
平成29年6月6日、「すべての女性が輝く社会づくり本部(第6回)」が開催され、「女性活躍加速のための重点方針2017」を決定しました。女性活躍の流れを加速し、自発的な取組を促進するための次のステップとして、女性活躍の状況に関する情報及び女性の活躍に関連する企業環境等の情報の「見える化」を徹底し、労働市場・資本市場における活用促進を重要課題として取りまとめました。 1. あらゆる分野における女性の活躍 「働き方改革実行計画」等を踏まえた、女性活躍や生産性向上に資する働き方改革を強力に推し進め、多様で柔軟な働き方の実現を図るとともに、女性活躍推進や働き方改革と密接不可分の関係にある男性の暮らし方・意識の変革を推進する。 ■女性活躍に資する働き方改革の推進 ・罰則付き時間外労働の上限規制の導入 ・勤務間インターバル制度の導入に向けた環境整備 ・メンタルヘルス対策等新たな目標の検討 ・非正規雇用労働者の待遇改善(同一労働同一賃金の実効性を確保、キャリアアップ助成金の活用等) ・テレワークの推進(ガイドラインの策定、導入経費の助成等) ・ライフイベントに対応した多様で柔軟な働き方の推進 ・各種調達を通じたワーク・ライフ・バランスの推進 ■男性の暮らし方・意識の変革 ・男性の育児休業の取得状況の「見える化」の推進 ・配偶者の出産直後の男性の休暇取得の促進 ・先進的な取組事例の収集及び情報提供 ・男性の家事・育児等への参画についての国民全体の気運醸成 ■あらゆる分野における女性の参画拡大・人材育成 ・女性活躍推進法に基づく女性活躍情報の「見える化」の促進 ・女性リーダーの育成、組織トップの女性活躍へのコミットメント拡大 ・理工系を始めとする科学技術・学術分野の女性活躍 ・職種・分野ごとの女性活躍の取組の推進(建設業、造船業、運輸業、消防分野など) 2. 女性の活躍を支える安全・安心な暮らしの実現 女性に対するあらゆる暴力の根絶に向けた取組みや、生活上の困難に陥りやすいひとり親家庭等への支援、男女の性差に応じた健康について理解を深め、女性の健康維持を促進するなど、女性が安全に、安心して暮らせる環境を整備する。 3. 女性活躍のための基盤整備 社会における活動や個人の生き方が多様化する中で、女性活躍の視点に立った制度等の整備、また、待機児童解消や「介護離職ゼロ」に向けた子育て・介護基盤を整備するとともに、家事の効率化等に資する支援を行う。 ■子育て、介護基盤の整備 ・待機児童解消や「介護離職ゼロ」に向けた子育て、介護サービス基盤の整備、家事支援の充実 ・保育士等の処遇改善及び保育士の確保促進 ・保育の受け皿確保、ベビーシッター派遣サービス利用の支援 ・柔軟な保育サービスの提供 (都市公園内に保育所設置、国家戦略特区における家事支援外国人受入事業の活用等) ・乳児用液体ミルクの普及に向けた取組 ■女性活躍の視点に立った制度等の整備 ・被用者保険加入のメリット等の周知、更なる適用拡大の検討 ・マイナンバーカード等への旧姓併記の推進、銀行口座等の旧姓使用 ・旅券への旧姓併記の拡大に向けた検討 詳しくは下記参照先をご覧ください。 |
参照ホームページ[首相官邸] |